といったことが気になる方向け。今、日本にある社交ダンスの競技団体の特徴や違い、その発足時期や理由などを紹介します。また、世界にある社交ダンスの競技団体もご紹介します。
本記事でわかること
- 社交ダンス競技団体の特徴
- 社交ダンス競技団体発足の歴史や経緯
- 社交ダンス海外の競技団体の特徴
この記事の信頼性
大学の競技ダンス部で社交ダンスに出会って13年の32歳の社交ダンサーです。現在はJBDFアマチュアスタンダードB級、ラテンB級で実際に競技会などにも出場しています
社交ダンスの団体がたくさんあって違いってなんだろうって気になりますよね!自分も興味があり調べて見ました。各団体の特徴や発足した時期などをご紹介します。
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目次
- 社交ダンス日本の競技団体を紹介
- JBDF(正式名:JAPAN Ballroom Dance Federation)
- JDC(正式名:Japan Dance Council)
- JCF(正式名:Japan Professional Dance Competition Federation)
- JPBDA(正式名:Japan Professional Ballroom Dancers Association)
- NJDC(正式名:New Japan Dance Confederation)
- JDSF(正式名称:Japan Dance Sport Federation)
- New-DSCJ(正式名:New Dance Sports Council Japan)
- 全国学生競技ダンス連盟
- 全日本ダンス協会連合会
- 社交ダンス日本の競技団体の歴史
- 社交ダンス世界の競技団体を紹介
- まとめ
社交ダンス日本の競技団体を紹介
ここでは日本に今ある社交ダンスの競技団体、それに準ずる団体について紹介していきます。日本の社交ダンスの競技団体は下記の通りです。
- プロ選手主体競技団体
- JBDF(日本ボールルームダンス連盟)
- JDC(日本ダンス議会)
- JCF(日本プロフェッショナルダンス競技連盟)
- JPBDA(日本プロフェッショナルダンサーズ協会)
- NJDC(新日本社交ダンス連盟)
- アマチュア選手主体競技団体
- JDSF(日本ダンススポーツ連盟)
- New-DSCJ(新日本ダンススポーツカウンシルオブジャパン)
- 全国学生競技ダンス連盟(学連)
- その他団体
- 全日本ダンス協会連合会(全ダ連)
それでは、各団体を紹介していきます。
JBDF(正式名:JAPAN Ballroom Dance Federation)
JBDFは「財団」とも呼ばれる日本の最大の競技ダンス団体で、独自にプロフェッショナルおよびアマチュア競技会を行っています。世界のトップで戦うプロ選手はこの団体に一番多く所属していて、ダンスのレベルも高い団体です。
WDC(World Dance Council)という世界の競技ダンス団体に加盟している団体の一つ。
JDC(正式名:Japan Dance Council)
JDCは日本のプロにおいて2番目に大きい競技ダンス団体です。JDCもプロフェッショナル、アマチュアの競技会を独自に行っています。ラテン選手のレベルが高いことで有名な団体ですね。
JBDFと同じくWDCの加盟団体の一つです。また、WDCが認定する国際大会の一つアジアオープンという試合を行なっています。
JCF(正式名:Japan Professional Dance Competition Federation)
JCFは日本のプロにおいて3番目に大きい競技ダンス団体です。JDCから離れたダンスプロ選手が中心になって設立しました。JCFもプロフェッショナルとアマチュア競技会を独自に行っています。スタンダードのレベルが高いことで有名です。
この団体もWDCの加盟団体です。
また、JBDFとJDC、JCFの3つの団体合同で統一全日本という大会を年に1回催しており、各団体の選手が出場して全日本No.1ダンサーを決めています。
JPBDA(正式名:Japan Professional Ballroom Dancers Association)
JPBDAはプロフェッショナル競技会を行なっています。JCFが独自に行うアマチュア階級に反対し,全日本統一のアマチュア階級を推進するために結成された競技団体です。
この団体はWDSFの加盟団体です。
NJDC(正式名:New Japan Dance Confederation)
NJDCはJDCから分かれたプロフェッショナルの競技団体です。主に関東と九州で活動していますね。JDSFと一緒にアマチュア競技会を開催していきたいという志を持った会員が集まり、新たに発足しました。
しかし、結果的にはJDSFとはわかれて、この後に紹介するNew-DSCJというアマチュア競技団体を設立しました。
JDSF(正式名称:Japan Dance Sport Federation)
JDSFは日本最大級のアマチュア競技会を行う団体です。ウリナリ社交ダンス部の南原さんたちが目指した1級の試合や金スマ社交ダンス企画で「キンタロー。とロペス」ペア、「村主章枝とロペス」ペアが目指していた日本代表をかけた試合を行います。
他の団体と異なり、WDSF(World DanceSport Federation)という世界の競技ダンス団体に加盟していますよ。
New-DSCJ(正式名:New Dance Sports Council Japan)
New-DSCJはNJDCとJPBDAと全日本ダンス協会連合会が共同で運営しているアマチュア競技団体。JDSFと共同で全日本統一級の推進をしていましたが、JDSFと分かれることとなったため、3つの団体が共同でJDSFとは別にアマチュアの全日本統一級を作る目的で設立しました。
全国学生競技ダンス連盟
通称「学連」と呼ばれ、日本国内の大学の競技ダンス部、社交ダンス部、舞踏研究会などで構成される競技団体組織。全国約3000人の加盟員によって構成されています。
学生といった若い年齢から競技ダンスを始めた人はこの団体出身の人が一番多いです。かく言う筆者もこの中の九州学連と呼ばれる地域で活動していました。
全日本ダンス協会連合会
通称「全ダ連」全国のダンス教室やダンス教師のサポートを行う団体。主にNJDCとJPBDAの先生のサポートを行なっています。
社交ダンス日本の競技団体の歴史
現在ある社交ダンスの競技団体、そこに準ずる団体を紹介してきました。ここでは各団体が発足に至るまでの経緯、歴史を紹介します。
社交ダンス競技団体の年表
各団体が「発足した年」と「どこを起点として発足したか」を示した表です。
社交ダンス競技団体の歴史のできごと
年 | できごと |
1950年 | 日本競技舞踏連盟(日競連)が発足し、日本で正式に競技ダンス開始 |
1975年 | 日本競技舞踏連盟から日本競技ダンス連盟に改称 (通称は変わらず「日競連」) |
1977年 | 日本アマチュア競技ダンス協会(JADA)発足 |
1980年 | 日本アマチュア競技ダンス連盟(LACD)発足 日競連によってアマ選手の登録を行う機関として設立され、その後JADAに合流 |
1984年 | 日本学生競技ダンス連盟(学連)発足 |
1992年 | 財団法人日本ボールルームダンス連盟(JBDF)発足 全日本ダンス教師/ダンススポーツ議会(AJDT/DSC)も同時に設立し、日競連が分裂しなくなる |
1996年 | 日本ダンス議会(JDC)発足 全日本ダンス教師/ダンススポーツ議会(AJDT/DSC)から競技ダンス部門がJDCとして独立 AJDT/DSCは社交ダンスの普及を目的にAJDT/IDC(国際ダンス本部)に名称変更 |
1997年 | 日本プロフェッショナル競技ダンス連盟(JCF)発足 JDCは当初アマ競技会に関してJADAが設立した全国統一級に則って開催していた しかし、JDC独自の級を作ることになり、反対したメンバーが分裂しJCF発足 |
1999年 | 日本ダンススポーツ連盟(JDSF)発足 JADAとLACDが発展的に統合したもの |
2003年 | 日本プロフェッショナルボールルームダンス連盟(JPBDA)発足 JCFの独自級をやめ、DSCJ級に統一したいと考えるメンバーで構成 |
2014年 | New-JDC発足 JDCの独自級をやめ、DSCJ級に統一したいと考えるメンバーが離れて設立 |
2018年 | New-DSCJ発足 JDSFとのわかれがきっかけ アマチュア全国統一級を普及するためにJPBDAとNJDCと全ダ連の3団体が共同で運営 |
参照サイト
下記のサイトなどを参照して制作させていただきました。
社交ダンス世界の競技団体を紹介
世界の社交ダンス競技団体は大きく2つあります。それぞれ特徴が異なり日本の団体も基本的には世界のどちらかの団体に所属しています。
世界の団体は
- WDC(世界ダンス議会)
- WDSF(世界ダンススポーツ連盟)
と2つあり、WDCにはJBDF、JDC、JCFが属しており、WDSFにはJDSF、NJDC、JPBDAが属しています。では、各団体の特徴を紹介します。
WDC(正式名:World Dance Council)
WDCは芸術性とエレガントを重視する伝統的な英国スタイルが特徴です。ウリナリ社交ダンス部で南原さんたちの目標だった「ブラックプールダンスフェスティバル」など多くのビックタイトルを主催しています。
日本含め世界60カ国の団体が加盟しており、世界中のプロ選手の多くがこの団体に所属しています。
WDSF(正式名称:World DanceSport Federation)
WDSFはスポーツ要素を強めてスピードとダイナミックの中に、アーティスティックな要素を取り入れるスタイルが特徴です。元々アマチュア競技を専門とする団体ICAD(国際アマチュアダンス評議会)が世界一部のプロ団体を取り入れて作った組織です。
2018年に金スマ社交ダンス企画で「キンタロー。とロペス」ペアが戦ったマイアミオープンなどの大会を開いている団体です。競技ダンスをオリンピック種目にするため動いています。
まとめ
社交ダンスの競技団体の特徴や違い、それぞれが発足した年代や経緯を紹介してきました。日本には多くの競技団体があります。
- プロ選手主体競技団体
- JBDF(日本ボールルームダンス連盟)
- JDC(日本ダンス議会)
- JCF(日本プロフェッショナルダンス競技連盟)
- JPBDA(日本プロフェッショナルダンサーズ協会)
- NJDC(新日本社交ダンス連盟)
- アマチュア選手主体競技団体
- JDSF(日本ダンススポーツ連盟)
- New-DSCJ(新日本ダンススポーツカウンシルオブジャパン)
- 全国学生競技ダンス連盟(学連)
- その他団体
- 全日本ダンス協会連合会(全ダ連)
これらの団体は1950年を皮切りに競技ダンスが普及して、それぞれの思惑を介してわかれていきました。結構アマチュア競技会とどう向き合っていくかでわかれていることが多いみたいですね。
アマチュア選手としてはどの団体がいいというよりかは自分が習いやすい先生、自分たちが出たいと思える団体の大会に出場していくことがよいと思います。
なお、社交ダンスの大会やそのランクについて解説している記事があるので是非チェックしてみてください。
また、社交ダンスの団体は世界で2分されているところも影響しています。
世界の団体は
- WDC(世界ダンス議会)
- WDSF(世界ダンススポーツ連盟)
と2つあり、WDCにはJBDF、JDC、JCFが属しており、WDSFにはJDSF、NJDC、JPBDAが属しています。
今後、世界がどのように変わっていくかも注目ですね。
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人生が豊かになると申しました社交ダンスの魅力やメリットを紹介している記事もあるので是非チェックしてみてください。
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簡単な質問に答えるとAIが500人以上の社交ダンス講師から5人程をマッチングしてくれるサービスがあります。
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