- ウリナリ社交ダンス部の南原さんの1級とキンタローA級はどっちがすごいの?
- 教室のサイトとか見てたらA級とかB級とかあるけどそれって何を示すのかな?
といった疑問を持たれる方がいらっしゃると思います。この記事では「A級、B級などの社交ダンスのランク」について詳しく解説していきます。
本記事でわかること
- 社交ダンスはA級が一番高いランクであること
- 各ランクの詳細やアマチュアにおける各ランクの実力の見方
- 社交ダンスの団体とその中の実力の比較方法
- ランクの昇級や降級のルールや例
- 大会に出場するための申し込み方法
この記事の信頼性
大学の競技ダンス部で社交ダンスに出会って13年の32歳の社交ダンサーです。現在はJBDFアマチュアスタンダードB級、ラテンB級で実際に競技会などにも出場しています
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目次
社交ダンスのランクはA級が一番高い
社交ダンスでA級やB級、1級といったランクはその人の実力を示します。よって、その人のランクを聞くことである程度その人がどれだけ上手かを判断できます。
社交ダンスのランクの中で試合の結果で変動するランクについてはA級が一番高いです。
ただ、特定の条件を達成するとSA級という最上位級があります。この級になっている人で現在現役で踊っている人では1組いるかいないかなので、とてもすごい存在です。また、一度SA級になったらA級に下がることもない特別な存在です。
相撲で言うと横綱のような存在です。なので、SA級の先生を見つけたら、この人は日本トップクラスの人だと思っても問題ないです。現役のプロで言うとJBDF東部のラテンを専攻する増田大介先生、塚田真美先生です。この人たちしかいません。よって、SA級は特別な存在です。
ただ、ランク戦で上下する最上位級であることと、一般的な観点から言ってランクはA級が一番高いという認識で問題ありません。次に社交ダンスの各ランクについて詳しく解説していきます。
社交ダンスのランクを詳しく解説
社交ダンスのランクには「数字級」と「英字級」があります。「数字級」<「英字級」なので、実力としては英字級の人の方が実力があるといって問題ありません。
それでは数字級、英字級の各ランクを詳しくご紹介します。
1〜3級
JDSFという団体でのみで設定されるランクです。昔、「ウリナリ社交ダンス部」で、ウッチャンやナンチャンたちが出場して1級を目指していました。また、3級はランクを持っていない人が出場できるランクです。
ノービス級
ノービス (英語: novice) は、主にスポーツ分野で使われる競技者の分類。一定のランクに達していない初心者が分類される。
出典:wikipedia
ノービスという言葉の定義より、社交ダンスでノービス級というのは社交ダンスのランクを持っていない人たちのことを言います。
プロでもアマチュアでも競技選手を目指そうと考えているが、まだランクを持っていない人たちはこのノービス級の試合に出て結果を出すことでランクを得ることができます。
E、F級
JBDFという団体のアマチュアにのみ設定されているランクです。D級に人が多かったため作られたランクですがあまり機能はしていません。ノービス級の試合を勝ち上がったらF級になります。このランクではベーシックステップしか踊れません。
また、衣装も男性はベストと白シャツ、女性はゴージャスではないワンピースなどと厳しい決まりがあります。
D級
ここからプロとアマチュアの違いを紹介していきます。
プロ
ノービス級で勝ってから次のランクがD級になります。D級の試合では比較的すぐ、多くの人が勝っていき、C級にあがるのでD級のプロはあまりいません。
アマチュア
バリエーションという自由な振り付けが使用できます。また、衣装もここから男性は燕尾服やラテンの専用の衣装、女性もロングドレスやラテンドレスなどを着ることができます。
自身が所属するJBDF東部は100組近く出場する場合もある人数の多いランクです。アマチュアではこの級を超えると初心者から初級者になるイメージです。
C級
プロ
プロの中でも得意カテゴリではないほうでこのランクにいるプロが多いイメージです。要するに普段はスタンダードをメインでやっているプロが、ラテンもやっておく場合にC級まであげておくといったイメージです。
逆に自身の得意カテゴリの方では比較的すぐ勝ち上がりB級になるプロが多いです。そして、自分の得意じゃないカテゴリで出場する人も多いので大会に出場するプロが一番多いランクになります。
アマチュア
C級を勝ちあがれたら初級者を脱却して中級者になれるイメージです。
C級の大会に出場する人はJBDF東部で一番多くて200組くらい出場します。出場する人が多いので、その日に踊る回数も多くてなかなかに大変です。実際、筆者がスタンダードで出場したときにはトータルで6回くらい踊りました。
その日はとてもヘトヘトになりました。
B級
プロ
プロのB級は、どの団体も人数はあまり多くありません。理由は人数が絞られて少なくなっているもしくは、出場者が少ないためです。
このランクからはレベルが高い人が増えてくるので、得意なカテゴリで踊ったとしてもなかなかA級に上がることは難しいです。JBDF東部だと毎年ここから多くても3組くらいしかA級に上がれていません。そのくらい難しいランクです。
アマチュア
ここで戦っている人はアマチュアで中級者以上と考えて問題ありません。今の筆者はここのランクの試合に出場しています。B級の試合に出場する方は上手な方が多いのでアマチュアでも上にあがるのはなかなか大変です。
また、このランクに出場する組が絞られてきます。1回の試合で多くてだいたい30〜40組が出場します。C級が200組と考えるとかなり出場する組数が変わってきます。
A級
プロ
A級は日本の最上位のクラスになります。しかし団体によってはかなりレベルに差があります。同じA級選手といっても団体によって差があるので、一番公平な判断としてはプロフェッショナル統一全日本ダンス選手権大会という大会の結果で見ることをおすすめします。
アマチュア
アマチュアの中で上級者というイメージで問題ありません。キンタロー。やロペスカップルが持っていたランクがここになります。
プロと比べた場合アマチュアA級はプロのC級相当です。理由はアマチュアの方がプロに転向した際に2ランク落ちるのが一般的なためです。しかし、人によっては実力が高く、すぐプロでもA級になる人はいるので一概にはそう言えません。
SA級
最初にお伝えした通りA級の上には、SA級というランクがあります。A級の中でも特定の大会で成績を残し続けた人に送られる非常に名誉なランクになります。基本的に現役で踊っている1組にしか与えられません。日本の各団体にいて1カップルくらいです。
社交ダンスの団体によるランクや実力について
日本には野球みたいに社交ダンスも団体が複数存在します。プロが運営母体の団体とアマチュアが運営母体の団体があり、それぞれをご紹介します。
プロが運営母体の団体
- JBDF
- JDC
- JCF
- その他
アマチュアが運営母体の団体
- JDSF
プロの団体にはアマチュアで所属する選手もいますが、アマチュアの団体には基本プロがいません。
またプロはそれぞれの団体によって実力が異なるのも特徴です。よって、同じA級だったとしても、必ずしも同じレベルというわけではありません。また、東京なのか別の地方なのかによっても実力が変わってくるので、なかなか比較できないのも現状です。
もしプロの方々を正確に実力を把握したい場合、「プロフェッショナル統一全日本ダンス選手権大会」の結果をチェックすることで把握は可能です。
また、アマチュアは団体によってランクの上がりやすさ、A級になりやすさが違います。筆者が九州のJDSFや関東のJDSF、JBDF東部に所属して踊って感じたところでいうと、アマチュアのJBDF東部でA級になるのが一番難しいと言えます。
JBDF東部のアマチュアの試合では出場してくる選手を見ても層が一番熱いし、試合が年に3回しかなくなかなかに上がりづらいです。アマチュアでJBDF東部でA級の方はアマチュアの中でもトップクラスと考えて問題ありません。
昇級と降級について
ランクを持ち始めると毎年、昇級と降級について考えることになります。ここではランクの昇級や降級がどのような形で行われるかを紹介します。
昇級
A級以外の級であれば毎年試合で特定の成績を収めると上の級に上がれます。
例えばJBDFで昇級を目指すとした場合、下記のようになっています。
出典:JBDF東部
画像からわかるようにC級からB級を目指す場合は「C級の大会で決勝1回もしくは準決勝2回という成績を残す」、もしくは「B級以上の大会で準決勝に入る」ことで次の年度からB級として活動できようになります。
降級
SA級にならないと毎年試合で一定の成績を収めないと降級してしまいます。これもJBDF東部を例にすると下記のように定められています。
出典:JBDF東部
上記からわかるように例えばB級を維持するためにはB級の試合で1回以上最終予選に残る必要があります。このように残る上での条件もあったりするので、試合は楽しいですが厳しい部分もあります。ただ、最初はそういったところは意識せずとにかく楽しんでダンスを踊るほうがよいです。
社交ダンスを続けていく上で、気になったら大会に出場してランクを上げることを目指してみてもいいと思います。
社交ダンスの大会に出場するためのエントリー方法
これまでランクやその実力についてご紹介してまいりました。ある程度、ランクについては理解いただけたかと思います。それでは、今見ている方が「社交ダンスの大会に出場するためにはどのようにしたらいいのかな?」といった疑問についてお答えします。
筆者の経験も含めて紹介いたします。よって、JBDF東部とJDSFの大会に出場する方法を紹介していきます。大会に出る前に改めて知っておいていただきたいこととして、絶対ではないですが勝ちやすさでいうとJDSFの方が勝ちやすいです。
理由は出場する選手層が違います。自身が出場する大会がそうなのかもしれませんが、JBDF東部の方が若くてバリバリ踊れるダンサーが多い印象を受けます。よって、最初にランク戦に出るならJDSFがおすすめです。
では、それぞれの団体への出場方法をご紹介します。
JBDF東部のノービス戦に出場する
JBDF東部のアマチュアとして大会へエントリーする方法をご紹介します。
- JBDF東部のホームページにアクセス
- 「競技会」→「日程表」でノービス戦がある大会日程をチェックして自分が出場できる日程を決める
- JBDF東部のエントリー方法を紹介しているページにアクセス
- エントリー方法のページの「記述式エントリーシート」をみる
- 往復ハガキを購入する
- 往復ハガキに貼る出場申し込み書類をダウンロードする
- ダウンロードして、A4で印刷する
- 購入した往復ハガキに印刷した出場申し込み書類を貼りつける
- 必要事項を記入して送付
以上でエントリーは完了です。エントリーする上で費用がかかりますが、その費用は大会当日に受付で支払います。
JDSFの3級戦もしくはノービス戦に出場する
3級戦、ノービス戦どちらにでても問題ありません。確実に上がるなら3級戦がおすすめです。社交ダンスに少し慣れたと考える方はノービス戦で問題ないと思います。
JDSFでの出場するためのエントリー方法をご紹介します。
- まず、ノービス戦がある大会と日程を調べる
- 大会の日程表にアクセス
- 「2021年」へアクセスする
- 「N」と「3」にチェックをつけて検索を押す
- 必要に応じてブロック(自分の所属地域)を選択するとさらに絞りやすい
- 出てきた試合で出場できそうな大会があれば「シラバス」の「○」をタップ
- 大会要項の「申込方法」をチェック
- JDSF標準様式と記載されていた場合の話をする
- 競技会出場関連各種様式(ダウンロード)にアクセス
- 「競技会出場申込書(JDSF標準様式 A4版)」をダウンロード
- 申込書を印刷して必要事項を記入
- シラバスに記載されている場所へ送付する
JDSFも同じように当日お金を支払う形だったかと思います。ただ、事前に銀行振込といった時もあるので注意しましょう。
まとめ
社交ダンスのランクについて紹介しました。社交ダンスのランクはその人の実力を測る一つの指標になります。ただし、所属団体によって実力差があるので全てを鵜呑みにはしないよう気をつけましょう。プロで実力をみたいという場合は「プロフェッショナル統一全日本ダンス選手権大会」という大会をチェックするとよいです。
ランクはA級が一番高く、B→Cと下がっていきます。また、SA級という最上位のランクがありますがこれは1組くらいしかなれません。ランクを上げたり、維持したりするには各団体が定める成績を収める必要があります。大会に出場し始めたら忘れずにチェックしましょう。
ただし、社交ダンスは最初、とにかく楽しむことが重要です。ダンスをやっていくうちに気になったら大会にトライしてみるのもよいと思います。大会で勝てば賞状やメダルがもらえるのでうれしいですし、達成感が得られるのでとてもおすすめです。
社交ダンスの大会について詳しく解説している記事もあるのでぜひチェックしてみてください。ノービス戦以外で初心者でも参加しやすい大会も紹介しています。
また、社交ダンスをやったことがない人もぜひ興味をもったら始めてみてください。社交ダンスを始める上では、社交ダンス教室に行けば始められます。
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また、始める上では社交ダンスシューズが必要です。社交ダンスシューズを紹介しているのでこちらもチェックしてみてください。
社交ダンスを踊っている人は専用の練習ウェアを着て踊っています。おしゃれなものも多いので、気になったらチェックしてみてください。
最後に「社交ダンスの始め方」や「社交ダンスはどんなダンスか」などを紹介しています。こちらもぜひチェックしてください。
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