こんな疑問にお答えします。
本記事の内容
- スローフォックストロットとは上下動を少なくなめらかに動きを続けるダンス
- スローフォックストロットの歴史を詳しく解説
- スローフォックストロットで使える曲を紹介
- 初心者が習うスローフォックストロットのステップを動画で紹介
本記事の信頼性
ミクト(@mikuto_dance)
この記事を書いている私は、社交ダンス・競技ダンス歴13年です。
大学で社交ダンスにはまり、今も妻と一緒に大会に出場しています。社交ダンスは若い人でも楽しめる趣味としてもっと広めたくブログなどで発信しています。
この記事ではスローフォックストロットの歴史やどのようなダンスかを解説していきます。
また、スローフォックストロットが踊れる、みなさんが聴いたことある曲も紹介していきますね。
そして、初心者が自分がスローフォックストロットを踊ると考えたときに、少しでもイメージしやすいよう初心者が一番最初に習うステップも紹介しますので楽しみにしててください。
それでは記事の最後でお会いしましょう。
目次
社交ダンスのスローフォックストロットとは?を3つの要素で解説
まず、スローフォックストロットがどのようなダンスか、動画をご覧ください。
現世界チャンピオンのAndrea Ghigiarelli & Sara Andracchio(アンドレア&サラ)組が踊るスローフォックストロットです。
そんなスローフォックストロットを、もっと知っていただけるよう、3つの要素で詳しく解説していきます。
スローを解説するための3つ要素!
- 種目の特徴
- リズム・カウント
- 初心者の始めやすさ
種目の特徴
まず、スローフォックストロットはゆるやかで流れるように、上下動を少なくなめらかに動きを続けるダンスです。
しかし、緩急を見せるために細かく早く動いたりもしますよ。
ワルツと似ている要素も多いですが、ワルツは3拍子で上下動が激しいため、その点で異なりますね。
スローフォックストロットには呼ばれ方がたくさんあり、「スロー」、「スローフォックス」、「フォックス」、「スローフォックストロット」と人によって呼び方はまちまちです。
ただ、一般的には「スロー」と略して呼ぶ人が多いですね。
リズム・カウント
スローのリズムは4拍子で、1拍目と3拍目にアクセントがあります。
スローのカウントの呼び方はS(スロー)やQ(クイック)と呼ぶことが多いですね。
1小節で4拍のスローは一番基本的なカウントの取り方で「スロー、クイック、クイック」と取ります。
文字に書き起こすと「S Q Q」と書き、S(スロー)は2拍、Q(クイック)は1拍で数えます。
よって、スローの基本的なカウントは「スロー(2拍)、クイック(1拍)、クイック(1拍)」となりますね。
また、他にも半拍(0.5拍)でカウントを取ることがあり、呼び方は&(アンド)と言います。
初心者の始めやすさ
スローの始めやすさは「」5段階中4と言えますね。
他のスタンダード種目のワルツ「」やタンゴ「」より少し難しいためです。
なぜ難しいかというと、スローはゆっくりとしたカウントで動き続ける必要があるためですね。
ゆっくり動き続けることは踊ってみるとなかなかに難しいため、ワルツやタンゴより少し難しめと言えます。
社交ダンスのスローフォックストロットの歴史
続いて、スローの歴史について紹介していきますね。
スローが誕生する前、19世紀頃のアメリカで現在のジャズの起源となるラグタイムという音楽ジャンルが誕生しました。
そして、ラグタイムが世の中に徐々に浸透しつつある中で、ラグタイムに合わせて踊るダンスが生まれました。
ラグタイムに合わせて踊るダンスが「フォックストロット」と言います。
ただ、フォックストロットはスローとは異なり、とても激しくスピーディーな動きが必要とされるダンスでした。
当時のアメリカで爆発的に流行り、その流行がヨーロッパにも伝わり、ヨーロッパでもフォックストロットは大流行しました。
そして、1929年頃、イギリスにて本来のフォックストロットのテンポを遅くして、ワルツの要素も組み込んで新しいジャンルのダンスを作りました。
イギリスでできた新しいジャンルのダンスが「スローフォックストロット」と言われるダンスになったのです。
社交ダンスのスローフォックストロットを踊れる曲
踊る際になくてはならない大事な曲、スローが踊れる曲を紹介します。
スローが踊れる曲で有名なのが、テレビ番組「大改造劇的ビフォーアフター」の主題歌「匠」や映画「雨に唄えば」の主題歌「Singin' in the Rain」などですね。
上記の曲含めて私が厳選した、みなさんも知っている曲からすごくおしゃれな曲11曲を再生リストにしましたので、ぜひ聴いてみてください。
紹介している曲をもっと詳しく聞きたい方や、自分でも曲を探してみたい方は下記で詳しく紹介しているのでぜひチェックしてみてくださいね。
>>社交ダンススローフォックストロットで使えるおすすめ11曲【自分でも気になる曲が踊れるかどうかを見極める方法を紹介】
社交ダンスのスローフォックストロットの初心者ステップを紹介
それでは、社交ダンスの初心者が最初に習うことが多いベーシックステップを紹介していきますね。
まず、ステップの動画とカウントを紹介します。
スローのステップ名とカウント
番号 | ステップ名 | カウント |
1 | フェザーステップ(Feather Step) | SQQ |
2 | リバースターン(Reverse Turn) | SQQ SQQ |
3 | スリーステップ (Three Step) | SQQ |
4 | ナチュラルターン1~3歩(Natural Turn 1~3) | SQQ |
5 | クローズドインピタス アンド フェザーフィニッシュ(Closed Impetus and Feather finish) | SQQ SQQ |
教室やサークルによっては少し異なることもありますが、紹介するステップをどこかでは使うので知っておいて損はないですよ。
それに、少しでも知っておくと予習になるのでおすすめです。
動画のようにステップが踏めるよう、練習してみましょう。
そして、少しステップが踏めるようになったら3つのポイントを意識してみるといいですよ。
スローを上達するための3つのポイント
- 動き続けること
- S(スロー)は2拍、Q(クイック)1拍を使い分けること
- 上下動をなめらかにすること
1つめの「動き続けること」、スローはワルツと異なり、歩き続けるところが一つの特徴です。
よって、止まることなく動き続けることを意識してみましょう。
2つめのカウントは動き続ける場合、特にS(スロー)カウントの意識が難しいですね。
なので、音楽を聴いて体をしっかり使ってスローカウントを2拍使えるようになりましょう。
3つめ、スローは上下動をしないわけではなく、幅が小さくなめらかに上下する必要があります。
私もまだまだですが、初心者の方は特に上下がぴょこぴょこなりやすいので気をつけてみましょう。
まとめ
社交ダンスのスローフォックストロットについて紹介してきました。
スローフォックストロットとはゆるやかで流れるように、上下動を少なくなめらかに動きを続けるダンスです。
歴史的にワルツの要素を使って作られているので似ていますが、カウントや上下運動が少なく結構違うダンスですね。
少し難しいですが、踊れるようになると楽しいですし、いい曲ばかりなので好きな曲で踊るとさらに楽しいですよ。
そんなスローを教えてくれるおすすめの東京や大阪の社交ダンス教室を紹介しているのでぜひチェックしてみてください。。
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また、社交ダンスをもっと知りたい方向けに映画で知る方法や社交ダンスの種類全14種目も紹介しています。
合わせてチェックしてみてくださいね。
今回は以上です。